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983 奥で泣く奴黄色い電気が店頭占め 100313 |
奥で泣く奴黄色い電気が店頭占め 『金子兜太句集』 電器屋の店先を想像した。もっとも昭和三十年には既に蛍光灯が発売されているから、この句が作られた昭和三十三〜昭和三十五年頃には電器屋の店先にはかなり蛍光灯が並んでいた筈であるから、黄色い白熱電球が店頭を占めるということはなかったかもしれない。まあ、何の店でもいい、黄色い電球が店頭を占めてその店の奥で泣いている奴が居るというのである。これは明るい外観に対して内面では泣いているという、いわばピエロ的な人間の在り方を描いているのかもしれない。そう考えると、白い電器ではだめでやはり黄色い電器が相応しいだろう。 |
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